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日站 万代12月 METAL ROBOT魂<SIDE AB>翼霸 实物测评

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发表于 2022-1-14 15:10:43 | 显示全部楼层 |阅读模式
「METAL ROBOT魂<SIDE AB> ビルバイン」レビュー 高級感と重量感を備えた至高の変形型オーラバトラーがここに


【METAL ROBOT魂<SIDE AB> ビルバイン】


開発発売元:BANDAI SPIRITS


発売:2021年12月29日


価格:14,300円(税込)


ジャンル:アクションフィギュア


全高:約155mm(オーラバトラー時)


材質:ABS、PVC、ダイキャスト









 BANDAI SPIRITSは、「METAL ROBOT魂<SIDE AB> ビルバイン」を2021年12月29日に発売した。これまで「ガンダム」シリーズの「<SIDE MS>」や「コードギアス反逆のルルーシュ」の「<SIDE KMF>」などを展開してきた「METAL ROBOT魂」シリーズに、新たに「聖戦士ダンバイン」のオーラバトラーが加わったのだ。【METAL ROBOT魂<SIDE AB> ビルバイン】「METAL ROBOT魂<SIDE AB> ビルバイン」
 「超合金」シリーズから受け継ぐダイキャスト素材による重量感を「ROBOT魂」シリーズへと融合したMETAL ROBOT魂シリーズで立体化されたビルバインは、2012年に発売された「ROBOT魂<SIDE AB> ビルバイン」とは、ひと味もふた味も違うアクションフィギュアとして完成していた。本稿ではその製品版のレビューをお届けしていこう。
29話より登場したナの国製オーラバトラーを、ボリュームのあるシルエットで構築
 オーラバトラービルバインは、「聖戦士ダンバイン」29話より登場した。ナの国がダンバインを参考に独自開発した可変機構を持つ機体で、ドレイク軍のラウの国攻略戦の折、アレンのビランビーやトッドのビアレスとの戦闘により傷ついたダンバインを駆るショウザマに、ナの国の王女シーララパーナから贈られた。オーラバトラーから飛行形態であるウイングキャリバーへと変形する機構を備え、前者は戦闘力に優れ、後者は巡航速度と積載能力が向上し、あらゆる戦況に対応できる高性能機体だ。しかしそれは搭乗者の高いオーラ力に依存されるため、結果として他の誰も搭乗することはなかった。【パッケージ】「METAL ROBOT魂<SIDE AB> ビルバイン」のパッケージ。商品写真を使用していて、商品名やブランドロゴは金の箔押しだ
 メカデザインは同作のキャラクターデザインも手がけた湖川友謙氏によるものだが、その初期画稿とは大きく異なっていることが書籍などで明らかにされている。変形メカというおもちゃとしての意向が強く反映されていて、それまでの昆虫的なデザインを主体としてきた機体とは一線を画し、メカニカルな意匠と鳥を思わせるシルエット、そして赤白紺というヒロイックなカラーリングが採用されている。
 また終盤の最終決戦時には、ブルーの夜間迷彩に塗装された姿で登場した。おもちゃとしての意向を取り入れたデザインながら、当時ダンバインのおもちゃを発売していたスポンサーのクローバーが放映中に倒産してしまったため、新スポンサーとなったトミー(現タカラトミー)が発売したという逸話もある。【ブリスター】ブリスターは2枚。小さなクリアパーツもあるので、開封時は要注意
 当時のおもちゃ以外にも、プラモデルやガレージキット、アクションフィギュアなどで立体化されてきた機体で、2012年にはROBOT魂のオーラバトラー第1弾としてダンバインよりも先に発売され話題となった。以降「ROBOT魂<SIDE AB>」シリーズとして30種以上の機体が登場し、そのラインナップはフォウやバラウなどのオーラマシンや、OVA「New Story of AURA BATTLER Dunbine」や雑誌連載「オーラファンタズム」の機体にまで及んでいる。
 この「METAL ROBOT魂<SIDE AB> ビルバイン」は、BANDAI SPIRITSが10年近くにわたって展開してきたシリーズのノウハウを詰め込みつつ、ROBOT魂にはない魅力を兼ね備えたアイテムとして発売となった。【パッケージから取り出す】パッケージから出した状態のビルバインウイングと羽をオーラコンバーターの下に取り付ける。ジョイントの構造はROBOT魂と同じだオーラソードと鞘。ジョイントは別パーツとなっているオーラソードは右側のオーラコンバーターに取り付ける
 パッケージを開けて最初に感じるのは、そのサイズと重量感だ。ROBOT魂版ビルバインが全高約140mmだったのに対し、このビルバインは約170mmと一回り大きく、ダイキャストを使っていることもあり、手に取ったときずっしりと重さを感じられる。ちなみに重量は実測で276gあった。ダイキャストは胴体内部、腕の装甲、ヒザ関節、スネ、脚部クローなどに採用されていて、採用範囲の大きな脚部はひんやりとした触り心地を味わえるとともに、重心が低いことによる経たせたときの安定感を確保している。【ディテール】「METAL ROBOT魂<SIDE AB> ビルバイン」フロントビュー。アニメ設定よりもマッシブな体系をしているバックビュー。体型以外の大きなデザインアレンジはないが、オーラコンバーターに関節が設けられている公式サイトより、ダイキャストパーツの使用箇所を表した画像。赤い部分がダイキャストを採用している場所だ
 本体のほとんどが塗装されているのも高級感を印象づける要素の1つで、赤い部分と白い部分はパールカラー、手足のツメはメタリックでかなりゴージャスな印象だ。コクピットや羽はクリアパーツで、機体のアクセントとなっている。なお脚部内側には、ダイキャストパーツを固定するネジの穴を塞ぐパーツが使われている。【ディテール】白い部分は光を当てると緑がかったパールカラーに輝く。赤い部分もパール塗装だクローはゴールドのメタリック塗装。腕と脚、それぞれ可動する脚は内側に見えるネジ穴を塞ぐパーツが若干目立つのが残念ウイングと羽。前者は関節があり可動、後者は翅脈が細かく造形されている頭部も複数のパーツ構成と塗装によりシャープに仕上がっている
 試作サンプルの段階から判明していたことだが、アニメ設定の細身のビルバインとは少しイメージが違っていて、体や足が太めなデザインで全体的にマッシブなプロポーションでまとめられている。イメージとしてはかつて出渕裕氏によって提案されたが不採用となったボリュームアップ版ビルバインにも近いかもしれない。ROBOT魂と差別化する意味もあると思われるが、なかなか大胆な仕様だ。個人的にはもっと出渕氏案に近づけてもいいとも思ったが、ウイングキャリバーへの変形時のシルエットを考慮すると、現在のスタイルがギリギリの線なのかもしれない。【ROBOT魂版と比較】「ROBOT魂<SIDE AB> ビルバイン」(左)との比較。体型だけでなく色味もずいぶん違い、ROBOT魂版はほとんどが素材そのままの成形色となっている
 可動はROBOT魂版ビルバインのそれを継承しつつも、要所に進化ポイントが見られる。例えばヒジと前腕の間にロール軸を追加することで、前腕の装甲を外側に向けたままヒジを曲げるポーズをとることができる。またこの前腕には引き出し機構があり、より深くヒジを曲げることが可能だ。
 その他、背中のオーラコンバーターは中折れの機構が備えられた。設定では元々折れ曲がっているビルバインのオーラコンバーターだが、ウイングキャリバーに変形させたときにこれをまっすぐにすることで、スマートな見た目になるという具合だ。胸のキャノピーも開閉可能だが、残念ながらパイロット(と同スケールのフィギュア等)を収納するスペースはない。
 次ページはビルバインの大きな特徴であるウィングキャリバーへの変形や、武装について紹介していきたい。【関節に注目】前腕はヒジ関節の付け根と、先端との境目にロール軸が設けられ、腕の可動における自由度は高い前腕を引き出すことにより、ヒジをより深く曲げられる。背中のオーラソードを抜くポーズも可能だ中折れ機構が備わったオーラコンバーター。根元も二重関節なので、大きく開くことができる胸部を開くとコクピットが露出する。レバーも可動するが、同スケールのフィギュアなどを載せるスペースはなさそうだこのような降着姿勢も可能だ脚のクローも内側まで凝った造形となっている。それぞれの根元と先端に関節が備えられ、表情を付けられる/div>付属するロゴ入りの台座。長さ、前後への角度、前端の角度をそれぞれ調整できる
ビルバインならではの武装と、ウイングキャリバーへの変形
 ビルバインは背中のオーラキャノン、腕のショットクロー、オーラソード、オーラソードライフルと実に武装が豊富だ。まずこれらの武装を紹介していこう。オーラソードは鞘と専用のエフェクトが付属し、オーラコンバーターに固定でき、付属のエフェクトにより「ハイパーオーラ斬り」のポーズも可能だ。
 オーラソードライフルは劇中同様のギミックで、ストックを開き射出口を180度動かしてソードエフェクトを取り付ければソードモードとなる。またショットクローは専用のワイヤーが付属していて、取り付けることで射出時のシーンを演出できるなど、プレイバリューは高い。【豊富な武装】オーラキャノンは根元には2つの関節が設けられ、自在に可動するハイパーオーラ斬りのエフェクトも付属。実はROBOT魂版と同じ形状の色違いで、流用することも可能オーラソードライフル。本体と同じパールカラーで塗装されているソードモードはストックを折りたたんで先端にエフェクトを取り付ける。専用の持ち手も左右の分が付属ショットクローは取り外して、間にワイヤーを取り付けることで、射出シーンを再現
 そしていよいよウイングキャリバーへの変形だ。元々、おもちゃになることを意図してデザインされただけあって、そのプロセスは劇中とほとんど変わらないが、変形後のプロポーションのことを意識して、別途パーツも使用している。
 変形は変形時に収納される手首をシャッターパーツと交換するところからスタート。コクピット開いて機首となる部分を持ち上げ、腹部の隙間に胴体蓋のパーツを挟み込んで固定する。可動するオーラキャノンは、専用のジョイントを噛ませて根元を固定。脚をヒザから折ると、ヒザの先端が動かせるようになるのでそれを前方にスライドさせ、脚部をZ字型に折り曲げたら、両脚をジョイントで固定する。オーラソードライフルにもジョイントを取り付けてオーラコンバーターに取り付けたら、形を整えて付属の台座にセットすれば完成だ。【ウイングキャリバーへの変形】手首と交換するシャッターのパーツを手首と交換する。取り付けるとちょっと外しにくいのが気になった胸部にはめ込む胴体蓋パーツ。下側にダボ穴があり、ウイングキャリバー時に台座に取り付けられるようになる機首となるコクピット部分を持ち上げ、胴体蓋パーツの先端を胸と腰との間に挟み込んでおく先端を支点にして、胸部の開いたスペースに胴体蓋パーツをはめ込む胴体蓋パーツを収めたら胸部を閉じて腕の位置を整えるオーラキャノンを固定するジョイントを根元にセットする。クリアであまり目立たないのでオーラバトラー時に使ってもいいヒザを曲げて先端を前方へとスライドさせるスネ側の関節を曲げてZの形にする。反対側も同様に変形させる脚の間に脚部固定用のジョイントを取り付ける。はめ込むのが結構固く、折れそうで怖かったオーラコンバーターをまっすぐにして、根元の関節を伸ばすオーラソードライフルに専用のジョイントパーツを取り付けるソードと反対側のオーラコンバーターにオーラソードライフルを取り付けてウイングキャリバーの完成
 面白かったのは「ROBOT魂<SIDE AB> ダンバイン」とも連動できるということ。元々ROBOT魂版ビルバインのウイングキャリバーに載せることができたダンバインだが、同じギミックを使って、このビルバインにも載せられるのだ。劇中では作画の関係でビルバインが大きめに描かれていたこともあり、一回り大きなこのビルバインのウイングキャリバーは劇中のイメージに近く見えるかもしれない。
 しかしこの載せる作業が一苦労で、ダンバインのポーズ付けやバランス取りの際に騎乗用ジョイントパーツ(ダンバインに付属)がすぐに外れてしまい、かなりのストレスが溜まった。あくまでシリーズを集めているファンへのサービス的な要素で、公式ページにも写真がないぐらいの重要度なのであまり気にすることはないが、個人的には「もうやらない」と思うくらい大変だった。【ウイングキャリバー完成】胴体蓋に設けられたダボ穴に台座のジョイントをはめ込んで固定するウイングキャリバーのバックビュー。各所のノズルなども再現されているサイドビュー。脚部がダイキャストのため、変形時は重心がかなり後方になるが、ちゃんと保持される鳥の顔のような機首は、モールドと塗装で精悍に仕上がっているROBOT魂版のウイングキャリバーとの比較。やはりボリュームの差が大きいROBOT魂のダンバインを載せるときは、オーラコンバーター上側のパーツを取り外すダンバインに付属するジョイントパーツをオーラコンバータにはめ込んで載せる。バランスを取るのがかなり大変だった
 機体のデザインバランスや脚部のネジ穴隠しなど、思い切った仕様がいくつかあり、そのあたりが評価を分けることとなっているようだ。特にネジ穴隠しの仕様は、公式サイトの画像や事前に披露された試作品にそれがなかったため、気にしている購入者も少なくなかったようだ。
 筆者個人的にはネジ穴隠しの仕様はそれほど気にはならなかったが、触っているとオーラキャノンがふらふら動いてしまうことには少々ストレスを感じた。ウイングキャリバー変形時に使用するジョイントを着けておけば、根元のは動きは抑えられるのだが、キャノンをまっすぐな状態で完全に固定してしまうようなパーツがあってもいいのではないかと思った。飛翔時のポーズは実によく似合う開田裕治氏による1/48スケールのプラモデルのパッケージアートのポーズは、ディスプレイ時のマストだ
 手に取ったときの重量感や機体のバランスなど、リアルなフィギュアというよりはおもちゃ的な捉え方をすると印象が結構変わった。個人的には「超合金魂」ブランドのような感覚で、手触りと可動を楽しんでいる。そういう意味では、変形が別パーツを使わずにもう少し気軽にできるような設計だったなら、さらに楽めたかもしれない。
 METAL ROBOT魂が今後シリーズ化されるとすれば、金属素材で立体化すると映えそうな機体としては、サーバインあたりが予想できるが、どうだろうか。どの機体が出てくるにしても、今回のビルバインで味わうことのできた塗装や重量感は非常に魅力的で、もし次の機会があるなら、このあたりのさらなる進化を見てみたいところだ。
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